【シンデレラ・ボーイズ】が予言したモノ

漫画

【シンデレラ・ボーイズ】が予言したモノ

出典:Amazon

作者は御厨さと美と言う先生で、『あれっ、この苗字は何と読むのだろう?』と思ったのだがわからない。

この漫画と出会った大学時代にインターネットなどないし、イージーに調べる事が出来なかったからね!?

漢和辞典などは実家に置いたままで持ってくるはずもなし…ずっと気になっていたのを覚えている。

この漫画はスーパー高校生のコンビの物語だ。

都内屈指の進学校で入学以来トップの座を譲った事のない、松峰亜樹夫は東大当確間違いなしの大企業の御曹司で、彼女は1学年下でやはり学年トップの吉村由梨子

そしてもう一人が東大当確までは行かないが、入れるだろうと言われている黒田秀明は宝飾店の社長の息子だ。

𠮷村由梨子は𠮷村組と言うヤクザ組長の娘で、黒田が思いを寄せていたのだが、いつの間にか松嶺の彼女になっていてガッカリする。

既に設定でシンデレラ・ボーイズだ。

物語は松嶺が『黒』と呼ぶ、黒田秀明の目線で描かれている。

ただし、とんでもなく凄い高校生は、黒田が『松』と呼んでいる松嶺の方だ。

その『松』の凄さを表現し易くする為に、『黒』目線で『松』を前面に出す事でその『松』の凄さを伝えやすくしている。

私の書き方の方がややっこしい。(苦笑)

…で、松の方は学校に車で来ているし、黒の方はオートバイで来ている。

良く二人で学校をサボり行きつけの茶店で悪だくみをしている。

タバコは当たり前に吸うし、セックスも頻繁だ。

どこにでもいるヤンチャな高校生のやっている事ではあるが、超優等生がやっていると言うギャップと、悪だくみのスケール感が高校生離れしているところが面白い。

その悪だくみだが、タレント45人に直接掛かる電話番号のコピーを入手する。

それを一部2万円で売って数百万を儲けたと言う話だ。

当時は固定電話だから掛かってくれば出てしまう。

タレントの声を生で聞けるとなると買うヤツはいくらでもいる。

当時大学生だった私は漫画の世界のお話しと思っていたが、テレビ業界に入ってからは結構~この手の話には声を掛けられたものだ。
乗っかった事はなかったが、『歌手〇〇〇〇〇のS〇Xシーンの裏ビデオ』だとか、『女優〇〇〇〇の性器の写真』だとか!?(笑)

ところが私の友人に医師がいて、ミーハーなので直ぐにつかまされてしまう。

「これ7万円で買った歌手〇〇〇〇〇のS〇Xシーンの裏ビデオ」なんだけど、どう思う?」とか言って見せられた事がある。

「どうって何がどうなの?」と言うと、「この裏ビデオの真偽だよ?」と言う。

私は7万円出して買ったんだから本物だと思って楽しめばいいじゃない?偽モノだと思ったら騙されたと思って悔しい思いするだけでしょう?」と言うと、次は「コレはどう思う?1万円だったんだけど?」と言って出して来たのは、『女優〇〇〇〇の性器写真』だ。

見たら性器しか写っていない。

友達には同じ事を言ってやったが嘘に決まっている。

裏ビデオは顔がよくわからないし、写真に至っては顔が写っていない。

大笑いだ。

そんな話が出回る時は、その内容が一緒の時が多い。

さてと漫画の話に戻る。

作者の名前『御厨』『みくりや』と読む。

「何だ今頃?」って?

時間差攻撃だ。

誰をも攻撃はしている訳ではないのだが…。。。。。

さて、その後も二人は様々な悪だくみをして2,000万円もの金を稼ぐ事になる。

その悪だくみも、高校生がやるとやはりスケール感がある。

その為に東大間違いなしと言われた松と、受かるだろうと言われていた黒は、高校を出席日数不足で留年してしまう。 

『もったいない』と思ってしまのは『私が凡人』だからだろうな!?(苦笑)

エンディングで更にい事が起きるのだが、この話が当時はとても興味深かった。 

儲けた、2000万円と更に3,000万円の借金をし、5,000万円で何と『リヒテンシュタイン』の爵位付き国籍を買ってしまうのだ。


松の「黒、『リヒテンシュタイン』へ帰国しようぜ。パスポートもある」に流石の黒も付いて行けなくなる。

それで松は彼女の由梨子を誘う事になる。

彼女は父親を口説き付いて行くのだ。

由里子の父親は前途しているがヤクザの組長だ。

黒は、そこの組員を使い3,000万円の慰謝料と取って借金をチャラにし二人への選別代わりにするのである。

ネタバラシになるが、『リヒテンシュタイン』へ向かう機内での二人の最後の会話だ。


由梨子「私、苦労する?」

松嶺「させる訳ないだろう、男爵夫人!」

これまでのストーリーから『リヒテンシュタイン』でも『松は何かを成し遂げる』のだろうと期待感を持たせてくれて終わる漫画だ。

さてここからは漫画に連動する話だ。

まず『リヒテンシュタイ』だが、オーストラリアとスイスに挟またミニ国家で立憲君主制を取っている。 

立憲君主制とは、君主の権力が憲法で規制され、世襲の君主が主権を持つ政治形態の事だ。

国民の権利と自由も十分に保障されている。

そもそも1719年に、リヒテンシュタイン家が買収したファドゥーツ伯爵領とシェレンベルク男爵領とを併せてリヒテンシュタイン公(侯)領とする事を、神聖ローマ皇帝カール6世が認可したのが国の始まりなので、この漫画の爵位を購入すると言うエンディングに結び付くのだろう。

そして現在では、『タックス・ヘイブン』、いわいる租税回避地としても知られ、税金免除を目的とした外国企業の『ペーパーカンパニー』も集中しており、人口よりも法人企業数が多いと言われる。

ところで皆さんは覚えているだろうか?
2017年に世界に衝撃を与えた『パナマ文書』の事を?

パナマ文書とは、パナマの法律事務所「モサック・フォンセカ」から流出した膨大な量の内部文書だ。

2016年5月に、世界各国の首脳や富裕層が、英領バージン諸島、パナマ、バハマなどを初めとして『タックス・ヘイブン』を利用した金融取引で資産を隠した可能性を示し21万以上の法人とその株主らの名前が挙がったと言うものだ。

分析の結果、各国の首脳や首脳経験者12人を含む政治家など140人が『タックス・ヘイブン』を利用して金融取引などをしていた。

これにより、アイスランドのグンロイグソン首相や、パキスタンのナワズ・シャリフ首相辞任している。

日本関連の個人や法人については、日本の国税当局が調査を行い、所得税など総額31億円の申告漏れがあったと報じられた。

具体的には『光通信』の重田康光会長が、パナマ文書に記載された英領バージン諸島の法人の株式譲渡をめぐって約3億7000万円の申告漏れを指摘された。

『タックス・ヘイブン』を利用しての金融取引申告漏れの有無はわかっていないが、リストに名前が挙がった有名人や財界人には以下の方々がいる。(笑)←笑い事では済まされないが。。。。。

アグネス・チャン、孫正義、三木谷浩史、、、、、

日本の名立たる大金持ちが、口座を持っていた事で当時は騒がれたものだ。

昔から日本では『金持ち3代続かず』と言われて来た。

世界(社会)全体がボーダレス化している現代、『金持ち3代続かず』どころか国が滅んでも個人は生き抜けて行ける時代でもある。

現在、『タックス・ヘイブン』としてその舞台は、『エストニア』に移っている。

2018年8月30日(適用は2019年1月1日)、日本とエストニアの間で租税条約が発効された。

エストニアはもともと基本的にゼロゼロ税制で、毎年世界NO,1の税制国家として評価されている。

だからではないが日本人はこぞってエストニアで起業している。

何故にエストニアで起業したら良いのかは、まっ、自分で調べてみる事だな?

その方が起業に興味がある方なら勉強になるはずだ。これも『漫画大学院』としての、指導のひとつかな!?(笑)

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