【さくらの唄】このタイトルが意味するモノとは?

漫画

【さくらの唄】このタイトルが意味するモノとは?

『悪の華』押見先生が影響受けた漫画が安達哲先生『さくらの唄』なのだそうだ。

『さくらの唄』?

あれっ、私のところにもそんなタイトルの漫画があった様な⁉️」と思いながら書棚を漁ってみた。

前後に並べてある後側の方で、上下巻の2冊を見つけ手に取り表紙を眺めてみるが、全く内容を覚えていない。

早速読み始める…が、やはり記憶に無い。

凡庸とした冴えない高校生が主人公で、学園生活も青春の底辺を彷徨っている。

その主人公『一ノ瀬利彦』出戻りの姉『一ノ瀬詠子』と2人暮らしで、両親は赴任先のシンガポールに住んでいる。

出戻って来て、更に性格のキツくなった姉には、オナニーを見つかってはその最中に蹴飛ばされたりしている。

更にはそこにつけ込まれて家ではパシリ

子供の頃からの様だが、、、(笑)

恋愛対象となるクラスのマドンナ『仲村真里』との距離もあり過ぎるし、双方のキャラクターが恋愛に進行する様には到底思えない。

仮にそうなったとしても、どう言う恋人同士になるのか全く予想が付かない。

憧れの美人美術教師『三ノ輪裕子』先生も産休で担任が替わってしまう。

進路相談で、その先生に美大に行きたい旨を伝えると「先生もいいと思うわよ。あたしの担任の中じゃ一ノ瀬くんが一番いいセンスしてるし」と言われその気になる。

ただ、読んでいても物語の向かう先が見えない。

ストーリーにも軸を感じないから前に進みづらい・・・

ただ、「ねーちゃん!オレ絵を描くぞ」に真剣に言うと「かくのはマスだけにしときな」と返されたりするのだが、こう言う様な言葉の遣り取りにチープな笑いも起きるので、言葉遊びを楽しみながら前に進んで行こうと思う様な漫画だった…最初は⁉️

そこに叔父である『金春(こんぱる)夫婦』が居候する事になる。

まぁ〜居候する夫婦にありがちな、ハゲデブ醜い夫婦

その夫婦の婦の方が夜中に裸でムチを持っているところに利彦が遭遇する。

叔母「あらやだ」と言ってそそくさと隠れるが、とんでもなく嫌なのは利彦の方だ。

とにかくどうしようもない夫婦だ。

漫画の内容に更にえげつなさが加わってくる。

既に私は苦笑いだ。

こんな調子の漫画なので私は下巻を読まずにやめてしまっていた。

だ、だ、大失敗だった!!!

高校生活の集大成とも言うべき【文化祭】が始まる。

一ノ瀬の友人『ノヒラ』が高校の日常を撮って文化祭で放映する事になる。

学園のマドンナ仲村真里に出演してもらう為に一ノ瀬ノヒラ仲村真里の自宅を訪ねる。

とんでもない豪邸だ。

召使いがいる。(笑)

家の中に通され、お茶をご馳走になる二人。

来客でG美大学長『萩原陣』がいる。

内閣総理大臣官房長官…凄い話が飛び交う中で、学長が二人を見て仲村真里の父親に言う

「仲村君、親として娘の人脈にはそろそろ気を配った方がいいな」

一ノ瀬生活レベルの違いを思い知らされる。

家に帰った一ノ瀬は野暮ったい叔父から社長を身内にもっとって無意味な努力をするこたないで。おまえ、どれほど人より恵まれとるかっちゅーことをもっと重く考えんかい」と言われる。

一ノ瀬心の中「今日真里ちゃんの家にいた金持ちが聞いたら大笑いしそうなセリフだ…」と呟く。

…が、その夜中!!!

「いや〜〜〜金春さんにはいつもお世話になっております」と言う声で目を覚まし隣の部屋に行って見ると昼間の金持ちが⁉️

野暮ったかった叔父悪魔の権化となっていた。

全てが、全てが一変する。

憧れの三ノ輪先生は一ノ瀬の性の奴隷となり、、、

他校の不良は一ノ瀬を見るとそそくさといなくなり、、、

一ノ瀬はヤクザにも狙われるが、そのヤクザも金春を取り巻くヤクザの方が上、、、

女優やアイドルまでヤリ放題の一ノ瀬、、、

【文化祭】が近づいてくる。

ノヒラの撮ったモノは素晴らしいドキュメントフィルムとなる。

叔父に車まで買ってもらう一ノ瀬を、「ダメだよあんた!」と殴り飛ばす。

だけが、だけが叔父に逆らうが。。。

一ノ瀬は三ノ輪先生を性の奴隷から解放させ助ける為に叔父に土下座懇願する。

「そこで死んでみせろ!そしたら考えてもええぞ!」

全く、、、全く歯が立たない一ノ瀬。。。

そして【文化祭】とんでもない事が起きる。

いや〜叔父の吐くセリフといい、文化祭の出来事といい、安達哲先生に対して『あんたはいったい何者だ?』と舌を巻いた。(笑) 

私の想像を遥かに超えた発想で、自分が常識人、いや凡人である事を思い知らされる。(苦笑)

姉は叔父を殺しに行くが失敗し…逆に叔父にヤラレてしまい写真まで撮られる。

【文化祭】で自分の作品を上映出来なかったノヒラと一緒に一ノ瀬は叔父を殺す事を企てる。

金春不動産社長『金春久吉』(63)死亡

本当に死ぬ。。。。。(笑)

最後がまたまじい。

一ノ瀬叔父が撮った姉の写真を見ているとそこにがやって来て「何見てんだい利彦…」「うわあぁぁぁぁ…ねえちゃん」

『バキッ』と言う派手な効果音の中で顔面を蹴り飛ばされる一ノ瀬。
 
「「「バツとして三ツ輪にやった事を全部…あたしにもやってもらうわよ」」」

【姉との近親相姦】

エンディングでこれまたい展開だ。。。。。

今回の『漫画大学院』では、この近親相姦について触れてみたいと思う。

私がTBS『上岡龍太郎がズバリ!』と言う番組に携わっていた時の事だ。

この番組は社会の中で希少な50人をスタジオに呼んで、トータライザーと言うデジタルカウンターシステムでスイッチを押す事により、掲示板に数字を表して意識調査するのが目的だ。

『極道の妻』『ゲイ』『国際結婚カップル』『霊能者』『ミスキャンパス』等々いろいろな50 人を集めたものだが、絶対数少なくて集められなくて出来なかったテーマもある。

私が覚えているものでは『学生結婚カップル』なんかは、いそうなものだが集まらなくて出来なかっだテーマだ。

それからこれは番組で募集したわけでは無いのだが一枚の葉書が番組宛に届いた。

読んでみると「私(23歳)は父親が娘である母親の間に出来た子供です。同じ境遇の人にこれまであった事がありません。番組のテーマにしてもらえないでしょうか?同じ境遇の人達に会ってみたいです」と言うものだ。

集まるはずがない。

でも、少し近親相姦に付いては調べた事がある。

クレオパトラとか聖徳太子実の兄妹の間に出来た子供だ。

クレオパトラは絶世の美女聖徳太子も言わずと知れた人。

近親相姦は障害がある子が生まれるというのが定説にはなっているが、実際にはデータが少なすぎるし、そのような子が生まれても、公にされる事はまずないので実際にはどうなのかは解ってはいない。

それから、作家で詩人の島崎藤村実の兄の娘との間に子供を設けている。

出来た子供は非常に優秀だったそうだ。

ただ、島崎藤村を取り巻く家庭環境もまたまじい。

すぐ上の兄、友弥は母親の不倫で生まれた子で、父親も実の妹と関係があったと言う。

そして島崎藤村と兄、広助の娘のこま子の間に生まれた子は、広助によって隠蔽される。

やはりいつの時代でもそれがタブーだと言うのは一般常識化されているからだ。

しかし、日本の刑法上、近親相姦は罪に問われることはない。

皆さんもチャンスがあれば挑戦してみたら如何だろう?

私は残念ながら母親は既に他界しており、兄弟もが一人で子供も息子が二人だ。

漫画の話に戻る。

漫画はこの近親相姦で終わっているわけではない。

最終章は綺麗に纏まっていて、それぞれがハッピーエンドだ。

安達哲先生、最後にこう言う風に持って行くのもまたお見事…と言ったところかな⁉️

ただ・・・

【さくらの唄】と言うタイトルが付いた意味は結局理解は出来なかったかなぁ。。。。。

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